ヨーロッパでの失敗事例

イギリスでは2012年の人口統計で、首都ロンドンにおいてイギリス人が45%にまで落ち込んだことが判明しました。
このまま移民流入が続くと、2060年代にはイギリス国内でイギリス人が少数派になると考えられています。
ロンドンでは「バッキンガム宮殿をモスクにせよ!」と叫ぶ、イスラム系移民の組織が実在します。

フランスでは2005年10月に警官に追われていた移民の若者3名が、変電所に逃げ込み感電で死傷したのを切っ掛けに、移民による大規模な暴動が起こりました。
自動車への放火が20夜連続で続き、移民の若者と警官隊の衝突も発生し、フランス各地に夜間外出禁止令が出されました。

オランダでは2004年11月、イスラム系社会を批判する映画を作成した映画監督が、モロッコ人の移民にメッタ刺しにされて殺害されました。
ちなみにこの監督は世界的に有名な画家ゴッホの曾孫に当たります。
この事件に怒り狂ったオランダ人達がイスラム系施設を襲撃し、小学校までも放火されました。

スウェーデンのストックホルム市にヒュースビーという町があります。
この町は住民の8割が外国からの移民もしくは移民の子孫で、元々のスウェーデン人はほとんど住んでいません。
2013年5月にこのヒュースビーで移民による暴動が起こり、車両100台以上が放火され、数十人が逮捕されました。
スウェーデンの移民政策はとても寛容で、移民は政府から住居を与えられ、スウェーデン語の授業を無料で受けられます。しかも難民申請者であっても親族の同伴を許可するなど、非常に手厚い支援が提供されています。
それでも移民による暴動が起こってしまったのです。

ドイツでの移民問題も深刻です。
生産能力が低い国は関税や為替レートで自国市場を防衛しますが、ユーロ加盟国の場合はそれが許されません。弱肉強食の経済競争にさらされます。
ドイツは生産能力が非常に高い国ですので、ユーロ加盟国中で一人勝ち状態です。
結果としてヨーロッパ中の移民が仕事を求めてドイツに殺到することになります。
ヨーロッパの多くの国ではシェンゲン協定によって国境検査が省略されている為、例えばギリシャに不法入国した中東系移民もその後は国境検査なしで自由にヨーロッパのほとんどの国に出入りすることが出来ます。
このような事情で現在のドイツでは中東系移民と元々のドイツ人との間で問題が絶えません。

ヨーロッパで移民政策が成功している国は1つもありません。
全て失敗です。
少数の移住者であれば、その国の言語を覚え、社会に溶け込もうと努力するのかも知れませんが、移民が大量になってくると自分達のコミュニティを作り、自分達の言語で生活できる為、その国の言語を習得しようとはしません。
移民先の国に融合することはないのです。
現在多くのヨーロッパの国では、移民の生活保護費で財政が圧迫されています。
人手不足の時には移民にも仕事がありますが、そうでなければ経営者は言葉の通じる自国民を優先して雇用します。
結果的に移民の失業者が増加し、その生活保護費は自国民の税金で賄われることになるのです。